最近、税務署や有名なサービスを装った詐欺メールが急増しています。
+44の電話番号の正体とは?
+44はイギリスの国際電話コードを示す番号です。
国際通話では、各国に固有の番号が割り当てられており、イギリスの場合はこの+44が使われます。
普段、私たちが国内で電話をかけるときには国番号を意識しないため、馴染みがない人も多いかもしれません。
たとえば、日本の国番号は81です。
イギリスからの電話やメッセージは、スマートフォンでは+44や44で始まる番号として表示されます。
しかし最近では、この番号を利用した詐欺が増えています。
不明な+44番号からの連絡には注意し、安易に応答しないことが大切です。
もし怪しいと感じたら、相手の電話番号を検索して確認するとよいでしょう。
不審なショートメールの内容
項目 | 内容 |
---|---|
グループ作成者 | +44 7375 582723 |
送信者 | +44 7985 122377 |
メッセージの内容 | プライバシーポリシー改定を理由に、手続きを促す内容 |
メッセージ内のURL | https://mercargii.top(公式サイトではないURL) |
メルカリを装ったこのメッセージには「一回限り」「確認必須」などの言葉でユーザーを焦らせる工夫がされています。
公式の「mercari.com」と異なるURLをクリックしないよう、十分注意してください。
迷惑メールの不審な点を徹底分析
不審な点 | 詳細 |
---|---|
日本語の不自然さ | 文章中に「プライバシ-ボリシ-」「ごさいます」など、不自然な表現が目立つ |
送信元が+44番号 | イギリスの番号から日本のユーザーに送るという設定自体が非常に怪しい |
メルカリ公式でないリンク先 | URLが「mercargii.top」となっており、公式サイトのドメインと明らかに異なる |
こうした特徴を見逃さないことで、詐欺メールに騙されるリスクを大きく減らせます。
特に、リンク先のURLが正規のものでない場合は要注意です。
公式からの警告メッセージ
メルカリ・メルペイから送信するSMSには、ログインを促すURLは記載しておりません。
引用元:メルカリ
このように、公式メッセージにはログインURLが含まれない点が大きな特徴です。
また、詐欺メッセージのリンクをクリックすると、偽サイトに誘導され個人情報を入力させられる危険があります。
公式の案内では、「不審なメールを受け取った場合はリンクを開かず無視してください」とされています。
詐欺メールへの対応策
メッセージの削除方法(Androidの場合)
以下の手順で、不審なSMSを削除できます。
- 迷惑メッセージの詳細画面を開きます。
- 「詳細」リンクをタップし、「スパムとして報告」を選びます。
- 確認画面で「スパムとして報告」をタップします。
- グループメッセージの場合は「グループから退出」を選択し、「OK」で削除します。
メッセージの削除方法(iPhoneの場合)
以下の手順で、不審なSMSを削除できます。
- メッセージアプリを起動します。
- 該当メッセージを長押しします。(削除したい吹き出しや添付ファイルをタッチして押さえたままにします。)
- 表示されたオプションから「その他」をタップします。
- 削除したいメッセージまたは添付ファイルを選びます。
- 最後に画面の削除ボタンをタップして完了です。
個人情報を入力してしまった場合の対処法
もしも誤って詐欺サイトにアクセスし、個人情報を入力してしまった場合、以下の対応を行いましょう。
- アカウントのパスワードを速やかに変更します。
- ログイン中の端末をすべて強制的にログアウトさせます。
- 取引履歴を確認し、不審な決済があればメルカリ事務局に連絡してください。
3. クレジットカード情報を入力した場合
クレジットカード情報を入力してしまった場合、すぐにカード会社に連絡してください。
不正利用の疑いがある場合は、利用停止や再発行を依頼します。
利用明細を細かく確認し、覚えのない取引があれば即時報告してください。