「保活」と聞くと、情報収集や必要な書類の準備など、一見複雑で大変なイメージがありますが、計画どおりに保育園に入園できる場合もあります。
保活とは、お子さんをスムーズに保育園に入園させるために必要な情報収集や手続きの一連の過程を指します。
特に人気の高い保育園への申し込みでは、これらの情報収集が非常に重要となります。
保育園入園の準備プロセス:基本の4ステップ
保育園に入園するための準備は通常、以下の4つの主要なステップに沿って行われます。
情報収集
各保育園の入園条件、募集内容、募集時期などの情報を集めます。
認可保育園と無認可保育園の違いを理解し、どちらに申し込むかを決定します。
また、公立か私立、保育園かこども園など、似ている用語の違いも把握し、最適な保育環境を選ぶための基礎知識を身につけます。
保育園の見学・説明会
保育園によっては年間を通じて見学を受け入れているところもありますし、4月の入園申し込みに合わせて特定の時期に説明会を開催するところもあります。
情報がウェブサイトに掲載されていない場合は、電話やメールで直接問い合わせることが有効です。
申込み手続き
希望する保育園に対して、指定された期間内に申込書と必要な書類を提出します。
提出する書類には、子どもや保護者の基本情報、就労証明書などが含まれます。
書類の準備には時間がかかることもあるため、早めに手をつけることが推奨されます。
入園決定
入園が決定すると、その通知が保護者に送られるか、または電話等で直接連絡があります。
入園が決定してからは、保育園と直接やり取りをしたり、入園説明会に参加することになりますので、入園予定の1ヶ月前にはスケジュールを調整しておくことが望ましいです。
保育園入園のための準備開始時期
希望する入園時期が決まったら、できるだけ早く情報収集を始めることをお勧めします。
妊娠中から保育園を選び、見学を行う人もいます。
特に0歳児クラスで4月や途中からの入園を考えている場合、妊娠中に保活を始めると良いでしょう。
出産後に見学を考えても時期が過ぎていることが多いため、早めの準備が重要です。
また、申請のタイミングや必要な書類の準備も妊娠中に進めておくとスムーズです。
我が家は、0歳での4月入園は見送り、1歳の4月入園を目指して情報収集を行いました。
このため、育児休暇を延長する必要がありましたが、入園時期を周囲に事前に伝えて計画を立てました。
保育園活動の初歩:スタートは何から?
保育園活動を始める最初のステップは情報収集ですが、それほど複雑ではありません。
私の場合は、地元の区役所を訪れて保育園入園のガイドブックを受け取ることから始めました。
通園可能な保育園を選び、保育園の見学時期や必要書類、申し込みの締切日などの情報を事前にチェックしました。
例えば、1歳の4月に入園することを目指していても、それまでの申し込みを怠るわけにはいきません。
通常、育児休暇は子どもが1歳になるまでの間ですが、1歳を過ぎてから4月まで育児休暇を延長する場合、育児休暇が終了する前に延長手続きを行う必要があります。
この手続きには、保育園に入園できなかったという通知書が必要です。
入園申し込みを行わないと必要な通知書を得ることはできません。
どの月の通知書が必要かを事前に勤務先と確認し、申し込み締切日を把握し、準備を整えることが重要です。
入園不可の通知書を必ず受け取れるわけではありません。
自治体によっては、育児休暇の終了月に合わせて入園希望か、入園不可を希望するかを事前に確認することが求められることもあります。
入園不可の通知書を受け取るための条件を地方自治体に確認することも有効な手段です。
保育園見学の適切なタイミングとは?
保育園によっては、一斉に説明会や見学日を設定しているところもあれば、一年中個別に見学を受け入れているところもあります。
多くの保育園では4月入園が主流であるため、それに向けた準備の一環として夏から秋にかけて見学会が行われるのが一般的です。
私が保育園を選ぶ際には、複数の園を見ることが推奨されていました。
そのため、通園範囲内の3つの園を選び、それぞれの見学に行きました。
インターネットやパンフレットでは伝わらない情報を得られるため、見学や説明会の参加は非常に価値があると感じます。
見学を予約する際には、園が比較的静かなお昼寝時間(主に13時以降)を狙って連絡するとスムーズです。
実際に見学を行った結果、もともと第一希望としていた最も近い園の順位が変わることがありました。
設備の新しさや園の近さも大切ですが、園の職員の対応や子どもへの接し方が他の園と比較して印象に残り、それを基に申し込みを決めました。
また、保護者の不安や心配事を事前に資料化して提供してくれる園や、積極的に情報を提供する園は特に好印象でした。
子どもだけでなく保護者に対しても配慮が行き届いている園を選ぶことで、入園後も安心して過ごせると感じます。
保育園選びは親の直感も重要です。
保育園見学でチェックすべきポイント
保育園の一斉見学説明会では、多くの情報が資料として配布されるので、特に質問する必要はありませんでしたが、個別の見学の際には次のような点を確認することを心がけていました。
さらに、事前に確認しておくと便利な点としては、送迎の時間や登園時に親が行うべきこと、避けるべき服装や持ち物などがあります。
特に送迎時間を確認しておくことは、職場復帰後のスケジュール分担を計画する上で重要です。
私の子どもが通っている保育園では、子どもと荷物を先生に渡すだけで済んでいましたが、保育園によっては親が着替えを整理するなどの作業が必要な場合もあります。
そのような作業が必要な場合、スケジュールに余裕を持たせることが大切です。
また、保育園で必要な着替えの準備をする際、特定の服装が不適切とされていることがあります(例えば、つなぎ服、裏起毛、前開きなどがNGの場合)。
これらの情報を事前に把握しておくことで、スムーズに準備することができます。
保育園入園準備のまとめ
保活についてご紹介しました。
保活を開始する時期や進め方は個人によって異なりますが、基本的には希望する保育園を選んで、申し込み期限までに必要な手続きを完了させることが重要です。
入園を希望する時期を決めた後は、通園可能な範囲で保育園を選び、申し込みに必要な書類やプロセスを事前によく理解しておくことが大切です。