深緑は、黄緑や明るい緑に比べて、しっとりとした落ち着きや重厚感が特徴的な色です。
ただし、小学生が使う絵の具セットには深緑が含まれていないことが多いですよね。
多くの色が入っている絵の具セットを持っている場合でも、肝心なときに深緑がないと困ることもあるかもしれません。
そんなときには、自分で深緑を作る方法を知っていると便利です。
この記事では、手持ちの絵の具を使って深緑を作る具体的な方法を詳しく解説していきます。
深緑の作り方だけでなく、色の特徴や利用シーンについてもご紹介しますね。
読んでいただいた皆さんが、自分だけの特別な深緑を見つける手助けになれば幸いです!
深緑の作り方(色の組み合わせを楽しもう)
絵の具を使って深緑を作るためには、いくつかの色の組み合わせを試すことが必要です。
下の表には、深緑を作るための5つの組み合わせ方法とその特徴がまとめられています。
表を参考にしながら、どの組み合わせが自分のイメージに合うか試してみてくださいね!
組み合わせの方法 | 推奨比率 | 特徴 |
---|---|---|
緑色 + 黒色 | 緑3 : 黒1 | 扱いやすい組み合わせで、自然な深緑を表現可能 |
紺色 + やまぶき色 | 紺2 : やまぶき1 | 赤みが加わり、複雑で味わい深い深緑を作れる |
紺色 + だいだい色 | 紺2 : だいだい1 | 温かみがありつつ、灰色寄りの深緑に仕上がる可能性 |
紺色 + 黄色 | 紺4 : 黄1 | 鮮やかで自然な影の色に適した深緑が作れる |
紺色 + レモン色 | 紺4 : レモン1 | 鮮やかさをプラスした、明るめの深緑が表現可能 |
緑色と黒色を使った深緑の作り方
緑色と黒色を混ぜると、簡単に深緑を作ることができます。
この組み合わせでおすすめの比率は、緑色3:黒色1です。
黒は色がとても濃いので、一度に大量に加えるのではなく、少しずつ混ぜていくのがポイントです。
緑色の量を多くすれば、鮮やかで明るめの深緑に仕上がります。
一方で、黒色を多めに混ぜると、より深くて暗い印象の深緑になります。
例えば、森の影や水中の暗い部分を描きたいときには、この組み合わせがとても役立ちます。
やまぶき色と紺色で作る複雑な深緑
深緑を作るには、紺色とやまぶき色を混ぜる方法もおすすめです。
この場合、理想的な比率は紺色2:やまぶき色1となります。
やまぶき色には赤みが含まれているため、より味わい深い深緑を作ることが可能です。
紺色を多めにすると、青みが強い落ち着いた深緑が出来上がります。
逆にやまぶき色を多く混ぜると、黄緑に近い鮮やかな深緑に仕上がります。
少しずつ調整しながら、自分の理想に近い色を目指してみてください。
だいだい色と紺色で作る個性的な深緑
だいだい色と紺色を混ぜると、ユニークな深緑を作ることができます。
だいだい色がない場合は、オレンジ色で代用しても構いません。
この組み合わせのおすすめ比率は、紺色2:だいだい色1です。
だいだい色は黄色と赤を含むため、これを加えることで温かみのある深緑が出来上がります。
ただし、紺色とだいだい色は補色関係にあるため、打ち消し合って灰色がかった緑になる場合があります。
黄色と紺色で作る深緑のバリエーション
紺色と黄色を組み合わせて、自然で使いやすい深緑を作りましょう。
この場合、比率は紺色4:黄色1が目安です。
黄色を少しずつ紺色に加えると、徐々に緑みが強くなり、深緑に近づいていきます。
黄色は鮮やかな色なので、多く混ぜすぎないように注意しましょう。
紺色とレモン色で作る鮮やかな深緑
紺色とレモン色を混ぜれば、少し明るさを持つ深緑を作ることができます。
この組み合わせで推奨される比率は、紺色4:レモン色1です。
レモン色は通常の黄色よりもさらに鮮やかなので、独特の明るさを持った深緑を表現できます。
深緑が活躍するシーン
深緑は、自然の影や暗い部分を描く際に特に活躍する色です。
苔むした岩や草原の影の部分を描くときにも重宝します。
また、鳥の羽の影や髪の毛の陰影を作るときに使うことで、より立体感を出すことができます。
深緑は黒の代わりとして使うこともでき、イラスト全体に重厚感を加える効果があります。
深緑を自在に作ろう!組み合わせ次第で表現は無限大まとめ
深緑は、さまざまな色を組み合わせることで自由に作ることができ、描きたいイメージに合わせて調整できます。
鮮やかな緑にしたいのか、落ち着いた暗い緑にしたいのかによって、使う色の配分を工夫してください。
この記事を参考にして、自分だけのオリジナルな深緑を見つけてみましょう!