私たち夫婦は旅行が好きで、子どもが少し大きくなってきた頃から色々な場所へ出かけています。
子どもは地元の公園での遊びも楽しんでいますが、遠出をすることもあります。
遠出の際には車など乗り物で静かに過ごす時間が必要ですし、旅行にはそれなりの準備も必要です。
赤ちゃんを旅行に連れて行っても覚えていないだろうなとは思いますが、それでも、外出や旅行に行くことのメリットを考えると、価値は十分にあると私たちは感じています。
小さい頃の外出や旅行体験は記憶の保持を目的としない
3歳未満の子どもたちは経験したことを記憶に残しにくいと言われています。
しかし、この時期の子どもたちは感受性がとても豊かで日常生活で必要とされる能力を驚くほど素早く学び取ります。
そのため、明確な記憶が残らないかもしれませんが、普段と異なる環境での新しい刺激は、子どもたちにとって良い刺激となり、自立心、感受性、思考力、行動力を育みます。
幼児期の外出や旅行がもたらすメリットとは?
子どもにとって普段とは異なる体験ができる
多くの家庭で、子どもの日々の生活は主に自宅や近所の公園、保育園などに限られがちです。
そうした中で大半の時間を過ごすことになりますが、休日には普段行けない新しい場所に出かけることで、異なるタイプの刺激を体験する機会を提供できます。
たとえば、いつも遊んでいる公園の遊具が簡単に感じるようになった子どもにとって、初めての遊具に挑戦することは、刺激と達成感を大いに増すことができます。
また、「旅は出会いの連続である」という言葉通り、旅行中にさまざまな人々との交流の機会を持つこともできます。
地元の人々だけでなく、他の旅行者との会話からも新しい価値観を学び、視野を広げる経験が可能です。
子どもたちにとっても、初めて会う人との会話は勇気が必要ですが、その経験が彼らのコミュニケーション能力を高め、積極的になる手助けをします。
旅行により世界との距離が縮小
旅行を繰り返すことで、世界が心理的にぐっと近く感じるようになると私は考えます。
たとえば、初めて北海道に行く前は、とても遠く感じていましたが、一度訪れた後は、東京から山梨に行くくらいの気楽さで再び北海道を訪れることができるようになりました。
幼い頃から旅行に親しむことで、世界の広がりをより身近に感じるようになり、子どもが成長するにつれて多様な旅行先を選べるようになります。
これにより、新しい経験を積む機会も増えていきます。
また、旅行前にその地域について書かれた本を読んでおくと、訪れる場所への理解が深まります。
家族での楽しい時間を絵本を読みながら振り返るのも、素晴らしい時間を再体験し、世界を身近に感じることができる素敵な方法です!
家族でのリフレッシュの大切さ
日々の忙しい生活の中で、仕事や家事、子育てに追われている私たちにとって、旅行は日常から離れてリラックスできる貴重な時間です。
特に小さな子どもがいる家庭の場合、行動範囲が限られがちなため、普段とは違う環境での息抜きは特に重要です。
リフレッシュすることで心身ともにリラックスし、その結果、子どもとの関係もよりポジティブな方向へと向かうと言えるでしょう。
親がリラックスし、笑顔でいることで、子どもたちも安心感を持ち、心が穏やかになります。
また、旅行で撮った写真や動画を後で見返すと、楽しい家族の思い出が蘇ります。
子連れでのおでかけ、旅行のコツ
注意すべきポイントをいくつか紹介します。
- 事前準備は徹底的に!特に出発時刻はパートナーと一緒に確認することが重要です。
- 移動中の子どもの退屈防止に役立つアイテムを準備しておくこと。
- 心に余裕を持ち、ひとときを楽しむことが大切です!
事前計画を確実に!特に出発時刻の確認が重要
公共交通機関、特に飛行機や新幹線を利用する際は、計画を二人でしっかり確認することが大切です。
過去に搭乗時間と到着時間を間違え、お盆の最終日に飛行機に乗り遅れてしまった経験があります。
次の便が満席で結局新幹線で帰ることになりました。
その経験を教訓に、旅行の際には必ず計画を二人で再確認しています。
移動や食事時の子どもの退屈防止策
子連れでのお出かけや旅行では、移動中の子どもの退屈が一つの大きな課題です。
公共交通機関や特に飛行機や新幹線などでは、大声を出したり自由に動いたりすることが制限されるため、子どもにとっては退屈で機嫌を損ねやすい環境となります。
私たちの家族は、長時間楽しめるお菓子を始め、絵本や100円ショップで見つけた新しいおもちゃをリュックにこっそりと準備しておきます。
これらが必ずしもすべての子に当てはまるわけではありませんが、シールブックや塗り絵、おままごとセットなどを出すと、多くの場合、これらに夢中になって遊んでくれます。
お菓子や絵本、おもちゃではどうにもダメな場合には、動画を見せています。
心に余裕を持って楽しむこと
旅行中、万全の準備をしていても子どもが機嫌を損ねたり、興奮してなかなか眠れないことがあります。
しかし、そのような状況でイライラしてしまうと、楽しいはずの思い出が辛いものに変わってしまうことがあります。
「たまにはこんなこともある」と広い心で捉え、家族全員で旅行の時間を存分に楽しむことが大切です。
まとめ
多くの人が、赤ちゃんを外出や旅行に連れて行っても覚えていないだろうと考えることがあります。
幼い頃の家族旅行が子どもの記憶に残らないこともありますが、その旅で得られる共有の瞬間や体験は、子どもの心と体に深く刻まれるでしょう。
記憶に残らないとしても、共に過ごした楽しい時間やその場所の独特の雰囲気を感じ取ることは、子どもにとって貴重な経験になります。
ぜひ、積極的にお出かけの計画を立てて、充実した家族旅行を楽しんでください。