育休中は子育てや家庭のことで忙しく、時間があっという間に過ぎてしまうと感じることが多いですね。
時々、冷静になって考えると、復職前に準備すべきことがまだあるのではないかと不安になることもあります。
他のママたちがどのように育休を過ごしているのか気になりますよね。
この記事では、私の職場復帰経験をもとに、育休中に役立つ活動についてお話しします。
これから育休に入る方や、すでに育休中の方にとって、少しでも参考になる情報をお届けできたらと思います。
育休終了前に準備しておきたい6つの活動
ここでは、仕事復帰を経験して、実際に役立ったり、もっと準備しておけばよかったと感じた活動を6つ紹介します。
効率的で栄養満点の簡単レシピを準備する
仕事を再開すると、平日の夕食準備は常に時間との勝負になります。
退社後すぐに子供を迎えに行き、家に帰ると保育園に慣れるまで子供がよくぐずるため、夕食を素早く準備することが重要です。
特に、小さい子どもとの生活を再開する場合、帰宅後すぐに夕食準備に取り掛かる必要があります。
そこで役立つのが、献立を3〜5パターンに絞り、それをローテーションで使う方法です。
これにより、メニューを考える手間が省け、夕食の準備時間を大幅に短縮できます。
平日のメニューはシンプルであっても大丈夫です。
主要な栄養を取り入れ、お腹を満たすことができれば十分です。
週末には家族でゆっくりと次の食事の計画を立てることができ、日常にリズムをつけることができます。
新しいレシピを試し、家族に好評だったものを定番化することで、食事のバリエーションを増やすことができます。
家事の優先順位を決める
復職後に育休中と同じ量の家事をこなすのは現実的ではありません。
したがって、必要な家事の量を削減することが重要ですが、すべての家事をやめるわけにはいきません。
家事をする際には、その活動が本当に必要か、もっと効率的な方法があるか、もっと楽にできないかを常に考えることが大切です。
これにより家事の負担を軽減し、生活の質を向上させることができます。
育児サポート者への事前説明の大切さ
子供が急に体調を崩した際、多くの親が家族や友人の助けを借りることになるでしょう。
しかし、子供の世話を依頼する時、準備が必要です。
特に子供の体調不良は予期せずにやってくるため、病院の受診、保育の手配、仕事のスケジュール調整、食事の準備、必要な用品の用意など、急いで準備しなければならないことが多々あります。
そのため、子供の日常や好みについて、サポートをしてくれる人々へ事前にしっかりと説明を行うことが重要です。
子どもの趣味や生活のリズムは数ヶ月ごとに変わる可能性があるため、前回会った時とは状況が異なることがあります。
そのため、たまにしか会わない人に頼む場合は、定期的に子どもの最新の情報を更新し、ときには一緒に時間を過ごして状況を理解してもらうことが、緊急時に迅速かつスムーズに対応するために役立ちます。
育休中の平日外出のメリット
育休中に平日に外出することは大きな利点があります。
普段意識することは少ないかもしれませんが、週末に比べて平日の方が人出が少なく、ベビーカーを押しての移動も楽に感じられます。
週末には混雑するお店も、平日であればスムーズに買い物を済ませることができるため、子連れでの外出時の疲れを大幅に軽減できます。
育休を利用して平日に積極的に外出を楽しむことをおすすめします。
この期間に、銀行の手続きや図書館カードの作成など、公共施設での必要な手続きを済ませるのも効率的です。
自分の時間を確保するための日常ルーチンの作成
育休を活用して自分だけの時間を確保する習慣をつけることは、仕事復帰後の生活バランスを整えるのに非常に役立ちます。
この休暇を利用して、楽しめる活動や短時間で気分転換できる趣味を見つけてみましょう。
そして、それらを日々のルーチンに取り入れることで、忙しい毎日の中でも自分だけの時間を守ることが可能になります。
育休中には、以前から興味があったが始められなかった活動を始めるのもおすすめです。
私も育休中に朝のヨガを始め、これが素晴らしいリフレッシュ法であることを発見しました。
復職後もこの習慣を続けることで、毎日を新鮮な気持ちでスタートさせることができます。
仕事の中断に対応するための事前準備
育休からの職場復帰は、産休前と同じペースで仕事を進めるのが難しいため、予期せぬ出来事に柔軟に対応できるように準備が必要です。
子どもの突然の体調不良や保育園からの早退要請など、急な事態が発生することがあります。
そのため、フルタイム勤務にこだわるよりも、時短勤務などで予定外の休みに対応できる準備をしておくことが大切です。
また、勤務先に在宅勤務の制度がある場合は積極的にリモートワークを取り入れることもおすすめです。
私自身の経験からも、子どもは頻繁に体調を崩すため、仕事を休まない努力をするよりも、仕事への影響を最小限に抑えるための準備を重視することが現実的で効果的であると感じています。
育休後の職場復帰から学んだ3つの教訓
育休を経て仕事に戻ると、以前には経験したことのない困難や苦悩に直面しました。
仕事を進めたいけれどもできない時、子どもともっと時間を過ごしたいと思う時のジレンマは大きいものですが、それでも懸命に働く中で多くの洞察を得ることができました。
「自分がいないと仕事が回らない」という考え方を捨てる
「自分がいないと仕事が回らない」といった考え方は、特に責任感が強く、真面目な性格の人によくみられる思考です。
職種や役職にかかわらず、自分が急に休んでも業務が滞らないように、チームで業務を共有し、誰でもすぐに引き継げるようにするための明確なデータ管理を心がけることが重要です。
これにより、突然休む必要が出てきても慌てずに済み、自身も同僚も安心できます。
長期の育休から復帰できたのですから、数日の休みも乗り切ることができるでしょう。
職場での自分の役割と母親としての自分のバランスを見つけることを心がけ、両方を大切にする方法を見つけましょう。
自分を過剰に責めないこと
子供が頻繁に体調を崩したり、情緒不安定になることがあると、「これは自分が仕事をしているせいだ」と自己責任を感じがちですが、この考え方は避けましょう。
- 子どもがグズる:愛情不足が原因だと思いがちですが、実際には日中の活動による疲れが原因かもしれません。
- 体調を崩しやすい:保育園での疲れが影響していると考えるかもしれませんが、子どもが免疫をつける過程で、体調を崩しやすい時期もあります。
大抵の場合、仕事をしているかどうかが子どもの健康に直接的な影響を与えるわけではありませんし、もし影響があったとしてもそれが仕事を辞めるほどの理由にはなりません。
保育園に行かなければ、体調を崩す頻度を減らせるかもしれませんが、それで得られる友人との交流や新しい環境での学びの機会を失うことは、そのメリットを上回る価値はありません。
母親が仕事をしているせいではないと理解しましょう。
子どもと過ごす時間が少なくなるのが心配なら、家事を効率化して時間を作るなどの調整を行うことが解決策です。
育休中とは異なる生活リズムでも、それが必ずしも悪いことではないと自信を持って、自分にとって最良の選択をしましょう。
一時的な困難を経験として受け入れる
毎日の保育園のお迎えで子どもが泣くこと、夕飯の準備を待てないこと、公園での遊びを熱望することなど、これらはすべて「今だけ」の出来事です。
仕事と育児のバランスが大変なのも、この時期に限ったことです。
時間が経つにつれて、これらの日々はすべて思い出となります。
私たち自身が子どもだった時に親を困らせたことも、今では思い出せないことが多いです。
同じように、今の忙しさや子どもの反応もいずれは過ぎ去り、思い出に変わります。
「今だけ」ということを受け入れ、現在の楽しみや苦労を味わうことが重要です。
これらの経験は、子どもにとっても、親にとっても、成長と自信を育む貴重なものとなるでしょう。
時間の流れとその変化を感じながら暮らす
新生児期の終わりが見えない夜の授乳や抱っこから始まり、育休中に子どもと共に過ごす時間には苦労することも多いでしょうが、それらの時期もいつかは終わります。
職場復帰後の忙しさも、やがては落ち着く時が来ます。
現在、私の子どもは保育園に通っていますが、小学校に進学すると新たな悩みが生じ、中学や高校となると進路選択や思春期の問題など、さらに大きな課題が待ち受けています。
しかし、今振り返ってみると、育児と仕事の両立の初期段階での苦労を乗り越えてきた自分がいます。
その経験から「あの時乗り越えたのだから、これからも乗り越えられる」と自信を持てるようになりました。
母親として、それぞれのステージを一つ一つ経験し、その時期にしかできないことを楽しむことが、今後に繋がります。
人生の各ステージで得られる経験を最大限に活かし、自分自身をどんどんレベルアップさせていくことが重要です。